勘定科目 分類 詳細 計上される時期
損益計算書 費用 売上原価 商品等を仕入れた時
法人税 仕入高に期首商品棚卸高を加え、期末商品棚卸高を控除して当期の売上原価を計算します。この売上原価は、商品を引き渡した事業年度の損金の額に算入され、仕入高には付随費用がふくまれますが、少額の場合には取得価額に算入しないことができます
消費税 原則として課税仕入。ただし、非課税仕入等に該当する場合もあり

仕入高とは、販売の目的で購入した事業用の商品や原材料の仕入を計上する勘定科目です。仕入に伴う運送料や購入手数料、関税などの付随費用も取得原価に加算します。
仕入高の計上時期には、納品された時点を示す「着荷基準」や検品が完了した時点を示す「検収基準」、そして請求書を受領した時点を示す「請求書基準」があります。計上基準は任意で選択することができますが、一度採用した計上基準は毎期継続して適用する必要があります。
 

仕入に伴う付随費用でも、以下のものに当てはまるものは販売管理費及び一般管理費として計上することができます。
・検収・整理・選別・手入れ・買入事務等を行うための費用
・販売所から他の販売所などへの移管運賃や荷造費などの費用
・特別な時期に販売するなどの目的で長期保存する費用で、購入代価の約3%以内の金額
 
サービス業のように役務を提供する業種では、基本的に販売目的の物品の仕入は発生しないためこの科目を用いないこともあります。
個人事業者の青色申告決算書では損益計算書の売上原価の部分に仕入金額の記入欄があり、また、製造業等で原価計算を行う場合には、「製造原価の計算」の表に原材料費の内訳科目として、原材料仕入高の記入欄が設けられています。
 

 

仕入高の摘要(取引例)

仕入高-しいれだか- 商品仕入-しょうひんしいれ-
製品仕入-せいひんしいれ- 商品仕入関連費用-しょうひんしいれかんれんひよう-
製品仕入関連費用-せいひんしいれかんれんひよう- 商品引取運賃-しょうひんひきとりうんちん-
商品運送費-しょうひんうんそうひ- 商品買入手数料-しょうひんかいいれてすうりょう-
荷役費-にやくひ- 商品購入手数料-しょうひんこうにゅうてすうりょう-
商品運送保険料-しょうひんうんそうほけんりょう- 関税-かんぜい-

 

 

 

仕入高の仕訳例

商品50,000円分を現金で仕入れた

借方 金額 貸方 金額
仕入 50,000 現金 10,000

※損益計算書では仕入高ですが、仕訳では「仕入」と表記します。
 

 

商品50,000円分を仕入れ、その際に負担する送料3,000円だけ現金で支払った

借方 金額 貸方 金額
仕入 55,000 買掛金 50,000
現金 5,000

仕入に伴う運送料や購入手数料、関税などの付随費用は原則として仕入高の取得価額に加算して計上します。
 

 

1,000円の商品50個を掛で仕入れた。検品を行い48個を検収した

借方 金額 貸方 金額
仕入 48,000 買掛金 48,000

検品が完了した時点を示す「検収基準」によって計上する場合です。
 

 

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2021年4月2日
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