仕掛品

Work in process
勘定科目 分類 詳細 計上される時期
貸借対照表 資産の部 流動資産>棚卸資産 仕掛品が計上された際
法人税 税務署への届け出がない場合、期末仕掛品棚卸高は最終仕入原価法による原価法によって評価
消費税 原則として課税対象外。ただし、免税事業者が課税事業者に変更された場合や課税事業者が免税事業者に変更した場合は特例があり。

仕掛品(しかかりひん)とは、製品の製造・加工する過程にあるものです。
そのままの状態では販売、貯蔵することもできない未完成品の残高を資産に計上する勘定科目で、棚卸資産に分類され流動資産となります。
そのままでも販売できるものは半製品といいますが、この半製品や部分品を製造する工程の未完成品も仕掛品に含まれます。
しかし販売可能で貯蔵している半製品や部分品は「半製品」の科目を設けて計上するか、「製品」の科目に計上します。
また有形財だけでなく、ソフトウェア業における生産途中のプログラムなどの無形財なども仕掛品に含まれます。

仕掛品は建設業や造船業などの業種によっては製品として完成するまでに長い期間が必要なため、その間の作業や生産において処理されていない投入原価の期間費用を処理するために、建設業では「未完成工事支出金」、造船業では「半成工事」と表記します。
 

 

仕掛品の摘要

仕掛品の摘要には以下のようなものがあります。
 

加工途中の製品在庫 現在加工中の製品です。
工程上の製品在庫 現在工程中の製品です。
製造過程の製品在庫 現在製造中の製品です。
製造工程済み仕掛品 製造工程が完了した仕掛品です。
製造中の部分品 現在製造中の部分品です。
製造途中の製品 製造途中の製品です
製造ライン上の製品 同じく製造途中の製品です。
倉庫入庫済みの仕掛品 すでに倉庫に入庫された仕掛品です。

 

 

仕掛品の原価計算方法

仕掛品の原価計算は製品原価の計算方法により異なり、「個別原価計算」と「総合原価計算」があります。
そのうち、総合原価計算方法には「平均法」、「先入先出法」、「後入先出法」があります。
製造原価計算を行わない場合は、売価還元法を用いて仕掛品や半製品を評価することができます。
 

 

仕掛品の仕訳例

仕掛品150,000円が製品として完成した

借方 金額 貸方 金額
製品 150,000 仕掛品 150,000

 

 

原材料20,000円を出庫し、生産を開始した

借方 金額 貸方 金額
仕掛品 20,000 原材料 20,000

 

 

期末の棚卸時、仕掛品棚卸高100,000円を資産に計上した

借方 金額 貸方 金額
仕掛品 100,000 期末仕掛品棚卸高 100,000

 

前期末の仕掛品100,000円を期首に振り替えた

借方 金額 貸方 金額
期首仕掛品棚卸高 100,000 仕掛品 100,000

未完成品の製造原価の振替処理は「期首仕掛品」と「期末仕掛品」の2つによって行います。
 

 

 

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2021年3月28日
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